Next: contrib_ode, Previous: bode [Contents][Index]
Next: Functions and Variables for cobyla, Previous: cobyla, Up: cobyla [Contents][Index]
fmin_cobyla
は
Powell[1][2][3]による
Fortran制約最適化ルーチンCOBYLAの(f2cl
による)Common Lisp翻訳です。
COBYLAは X上の形式g(X) >= 0のM個の不等式制約を条件として目的函数F(X)を最小化します。 ここで、XはN個の成分を持つ変数のベクトルです。
等式制約g(X)=0は、 よく、不等式制約の組g(X)>=0と-g(X)>= 0で実装することができます。 MaximaのCOBYLAインターフェースは等式制約を受け入れ、 内部的に等式制約を不等式制約の組に変換します。
アルゴリズムは目的函数や制約函数の線形近似を用います。 変数空間内のN+1点での線形補間で形成された近似です。 補間点は単体の頂点としてみなされます。 パラメータRHOは単体のサイズを制御し、 RHOBEGからEHOENDに自動的に減らされます。 それぞれのRHOで、 サブルーチンは 現在のサイズにとって変数の良いベクトルを達成しようとし、 そして、RHOは値RHOENDに達するまで減らされます。 それゆえに、RHOBEGとRHOENDはそれぞれ、変数への合理的な初期変化と 変数に要求される精度に設定されるべきですが、 この精度は、保証はないので、実験の対象として見るべきです。 ルーチンは、 変数の変化を計算する時、 制約を単一のペナルティ函数にひとまとめにせずに、 制約それぞれを個別に扱います。 サブルーチン名は the phrase Constrained Optimization BY Linear Approximations(線形近似による位相制約下最適化)に由来します。
参考文献:
[1] Fortran Codeはhttp://plato.asu.edu/sub/nlores.html#generalから
[2] M. J. D. Powell, "A direct search optimization method that models the objective and constraint functions by linear interpolation," in Advances in Optimization and Numerical Analysis, eds. S. Gomez and J.-P. Hennart (Kluwer Academic: Dordrecht, 1994), p. 51-67.
[3] M. J. D. Powell, "Direct search algorithms for optimization calculations," Acta Numerica 7, 287-336 (1998). Also available as University of Cambridge, Department of Applied Mathematics and Theoretical Physics, Numerical Analysis Group, Report NA1998/04 from http://www.damtp.cam.ac.uk/user/na/reports.html
Next: Examples for cobyla, Previous: Introduction to cobyla, Up: cobyla [Contents][Index]
オプションの制約の組を条件として多変数Xに関する式Fの近似的最小を返します。 YはXに対する初期推測のリストです。
Fは関数名やラムダ式ではなく、通常の式でなければいけません。
optional_args
は、
symbol = value
のように指定される付加的な引数を表します。
認識されるオプションの引数は以下の通りです:
constraints
Xが満たさなければいけない不等式と等式の制約のリスト。
不等式制約は、
形式g(X) >= h(X)
もしくはg(X) <= h(X)
の
実際の不等式でなければいけません。
等式制約は
形式g(X) = h(X)
のものでなければいけません。
rhobeg
単体のサイズを制御する内部RHO変数の初期値(デフォルトは1.0)。
rhoend
要望される最終値rhoパラメータ。 近似的に変数の精度です。(デフォルトは1d-6)
iprint
冗長な出力レベル(デフォルトは0)。
maxfun
函数評価の最大回数(デフォルトは1000)。
返す時、ベクトルが与えられます:
var = value
の
要素のリストです。
load("fmin_cobyla")
はこの関数をロードします。
この関数は、
多倍長浮動小数点演算が使われること、
rhoendのデフォルト値が10^(fpprec/2)
であることを除いて、
fmin_cobyla
と同一です。
更に知るにはfmin_cobyla
を参照してください。
load("fmin_cobyla")
はこの関数をロードします。
Previous: Functions and Variables for cobyla, Up: cobyla [Contents][Index]
x1*x2を1-x1^2-x2^2 >= 0の条件で最小化します。 理論的解はx1 = 1/sqrt(2), x2 = -1/sqrt(2)です。
(%i1) load("fmin_cobyla")$
(%i2) fmin_cobyla(x1*x2, [x1, x2], [1,1], constraints = [x1^2+x2^2<=1], iprint=1);
Normal return from subroutine COBYLA NFVALS = 66 F =-5.000000E-01 MAXCV = 1.999845E-12 X = 7.071058E-01 -7.071077E-01 (%o2) [[x1 = 0.70710584934848, x2 = - 0.7071077130248], - 0.49999999999926, [[-1.999955756559757e-12],[]], 66]
追加の例はshare/cobyla/exディレクトリにあります。
Next: contrib_ode, Previous: bode [Contents][Index]